2009/09/11

新型インフルの“常識”3/9

●日本(東京)ではなぜ、ニューヨークのようにならなかったか。ならないでいるのか。それは菅谷医師によれば、日本ではノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル、リレンザ)の治療を受けていたからで、ニューヨークでは、その治療を受けていなかったからという●やはり米国の医療は問題があるのかも知れない●要するに、日本ではタミフル、リレンザを十分に投与しており、それが効果的に重症化を抑えているということらしい●そのことが、本当は強毒性かもしれない新型インフルエンザの発症をあたかも弱毒性のように見せているのかも知れない●8月に発表されたWHOのインフルエンザ治療ガイドラインではタミフル、リレンザの早期投与により、重症化を防ぎ、さらに入院者を減らす、ことが最大の眼目となっている●菅谷医師は言う、新型インフルエンザは家で寝て安静にしていれば治る病気ではない。(タミフル、リレンザが必要)●世界的にはタミフル、リレンザの備蓄は足りていない。タイでは国民の1%分しか備蓄がない。しかし日本では全国民の50%分の備蓄があり、発症患者への投与は間に合う(逆に言えばほとんどの国では足りないのでWHOでは軽症者には投与するなということを言っている)●加えてワクチンは第一波の流行には間に合わないので、やはりタミフル、リレンザでの治療が重要とのこと。

●そして最後に、日本での最大の問題は入院体制の遅れ。10月になれば全国で最低でも20万人は必要になる。果たして入院できるかどうか、そのためにもタミフル、リレンザで抑えてほしいということであった。