2010/11/11

真相暴露 中国との取り引き

ジャーナリズムも刺激を受けたのか、毎日新聞に署名記事で今回の尖閣ビデオの裏事情を“公開”しているそれによれば政府は中国側と“取り引き”をしていたのだというつまり日本側はブリュッセルでの日中首脳会談(10月4日)を実現するかわりに「衝突映像の非公開」と「沖縄県知事による尖閣視察の中止」を約束したというのであるしかしながらこの日中首脳会談というのは“廊下のイスで25分間”というアレである。とても会談と呼べるものではなく、菅首相のメンツを立てただけであるそれに比べて明らかに「衝突映像の非公開」は日本の冷静な中国に対する理解を妨げたと言えるだろう政府が言う、仙谷官房長官が言う、「検察の判断」という論拠は仕組まれたウソだったのである一つのウソを守るためには、さらにウソを重ねなければならなくなる。現在、政府のウソは増殖中ということになる東京新聞の見出しでは仙谷官房長官は、これは海保長官の責任だ、と決めつけているなんだか、どんどん“被害者”も増殖中である。絶対王政のフランスでもあるまいし、こんなことが続くわけがない。