2011/05/05

心が通わない上海やきそば

 3日菅首相はザ・キャピトルホテル東急にある中国料理店「星ヶ岡」で伸子夫人ら家族で食事をしたという。左はそれを伝える朝日新聞。
 もちろん“違法行為"ではない。しかし今なお避難所で不自由な暮らしを強いられている国民が多数(12万4千人)いる今、困難な状況の中で福島原発で必死の活動を続けている人々がいる今、そして自衛隊をはじめ警察、消防等々の人たちが頑張っている今、最高指揮官が一流料理店で家族団らんはNGだと思う。別に自粛を求めるつもりはないが、4日には避難所を訪れるということを考えれば、如何にも「猿芝居」の体ではないか。
 先の参院予算委員会で菅首相はこう指摘された。「あなたには心がない。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと言うが、身を捨てない。全部自分でやろうとして人に任せない。道筋をつけたら辞めた方がいい」
 国民の多くが感じ始めているのは、現在の国のトップには日本人の「心」がない、ということである。
 例のCMをもじれば、心がなくとも、行いに表せば、見ることはできても、やはり心を感じることはできないということ。まさに「心ない」行為はNGである。こういう指揮官の下では心を一つにする気にはならない。一刻も早く辞めてグルメ三昧に徹して景気浮揚でもすればよい。