2013/08/26

世田谷区は5年間で3分の1が入れ替わる

 世田谷区は、5年間で約3分の1の人口が入れ替わる都市である。これは今年6月に発表された平成22年の国勢調査からわかるリアルな数字である。
 さらに5年前の人口と較べて約3万人増加していることから、この5年間で約27万人が世田谷区に越してきて、約24万人が区外へ転出していったとも推測できる。(ただし正確には死亡者すなわち天国へ転出された方々もあるので、誤差はある。)
 
 5年間で約3分の1の住民が入れ替わる世田谷区、23区の中ではどのような位置にあるのだろうか。他の22区を同じ国勢調査から数字を引っ張りだして自分で計算した結果が左の通り。
 5年間で最も入れ替わりが少なかったのは江東区の23.9%、それでも約4分の1が入れ替わった。逆に最も多かったのは港区の53.2%、5年で半分以上の人口が入れ替わっている。
 だいたい30%台が一番多いようである。このことは調べてみてわかった意外な事実であった。実際、世田谷区ほど人口の移動が多い区はないと考えていたが、東京23区の中ではむしろそれほど移動の比率は高くない。へーという感じである。